30~40㏈まで(軽度とされる難聴)
小さな音が聴こえづらくなる40㏈までであれば、町のお医者様から出されるステロイドの飲み薬を数日服用すれば、入院の必要はありません。
40~60㏈まで(中程度とされる難聴)
普段の生活音(電化製品の音や日常的な会話など)が、聴こえづらくなる60㏈までだと、ステロイドの飲み薬か点滴かを選択するようになりますが、ステロイドの点滴をおすすめ致します。
※飲み薬は、消化器系を通してから血液に届くため吸収率に波がありますが、点滴なら直接血液に送られるので、飲み薬よりも効果的です。
また、町のお医者様でも、点滴ができるところなら通院でも良いですが、高血圧の方・糖尿病の方・妊婦さんは、ステロイドの適切な管理が必要となるので、なるべく入院して点滴されることをおすすめ致します。
60㏈以上(高度とされる難聴)
走行中の電車やセミの鳴き声など、うるさいと感じる音が聴こえづらくなる60㏈以上の場合は、入院した方が良いです。
高血圧の方・糖尿病の方・妊婦さんでも、血圧や血糖値の管理をしてもらえて安心なことや、病院によっては、血栓ができにくいお薬が使えたり、高気圧酸素療法も受けられたりします。
※ステロイドを急激に使うと、うつ状態になることがありますが、入院すればそのような副作用にもすぐに対応ができます。
強いめまいから始まった突発性難聴
強い回転性のめまいから始まった突発性難聴は、蝸牛から前庭に症状が波及しているため、重症化して聴力が戻らないケースが多いので、入院した方が良いです。