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耳管機能不全の鍼治療

耳管機能不全について説明する鍼灸師

●更新 2024.07.04

耳管機能不全は鍼治療で治りますか?

耳管機能不全は鍼治療で治りますか?|長野県 K.S.さん

風邪を引いた後からずっと耳が詰まったままで、自分の声が頭に響いてとても苦痛でした。

もしかして突発性難聴…?と心配したのですが、耳管機能不全という耳抜きがうまくできなくなる状態だそうです。

喉に消毒液を塗る「Bスポット療法」をやりましたが全然治らず、イライラして精神が崩壊しそうなのですが、鍼治療で良くなりますか?

長野県 K.S.さん

耳管機能不全は、耳管が開いたまま(耳管開放症)になってしまったり、逆に耳管が閉じたまま(耳管狭窄症)になったりすることで、耳閉感や自分の声が響いて聴こえます。

耳の具合の悪さから自律神経異常を伴うケースが多いので、お早めに当院までご相談ください。

耳と鼻の治療だけでなく、全身にフォーカスした鍼治療をおこなうと症状の軽減に効果的です。

院長 吉池 弘明

  • 耳管機能不全が良くなってきた!

    思っていたより効果的
    鍼治療で耳管機能不全症が良くなってきた 長野県 K.S.さん

    自分で耳抜きしようとして口を大きく開けた時に顎を痛めてしまいましたが、鍼治療を始めてからは自然と耳抜きができています。気圧の変動やトンネルで具合が悪くなっていたのが、だいぶ楽になりました!

    わたしは花粉症やアレルギーがあるので、それも影響していたようです。しっかり治したいのでこれからもよろしくお願いします。

    長野県 K.S.さん

    ※治療効果の出方には、個人差があります。

    免疫力を高める治療が効果的です

    子供のころに扁桃の手術をしたり、炎症を繰り返したりすると耳管が傷ついてしまうので、おそらくSさんはアレルギーや炎症の影響を受けて、耳管機能不全を発症しやすくなっていたのではないかと思います。

    免疫力の低下はさらなる不調を招くので、自律神経の調整や血流改善の鍼治療などの複数の治療を組み合わました。免疫力が高まればアレルギーに対する体の防御力も上がるので、焦らず着実に調子を取り戻していきましょう。

    院長 吉池 弘明

  • 耳管の役割

    気圧調整をする

    耳管は鼓膜と鼻をつないでいる管のことで、鼓膜の内側と外側の気圧を調整する役割があります。

    耳管には筋肉がないので、通常だと耳管は閉じていますが、周辺の筋肉が動く(口を動かしたりあくびをしたりする)ことで、耳管が開いて空気が通り、その後はすぐに閉じるようにできています。

    耳管が開放するとき
  • 耳管機能不全とは

    耳管開放症と耳管狭窄症の総称

    ダイエットなどで急激に体重が落ちると、耳周囲の脂肪も一緒に落ちるので、耳管がひらきっぱなしになってしまう「耳管開放症」を発症することがあります。開放症は常に空気が送り込まれてしまうので、自分の呼吸音や声が爆音で聴こえることや、耳閉感があらわれることが多いです。

    逆に、口を動かしても耳管が閉じたままになってしまう「耳管狭窄症」は、扁桃(アデノイド)の手術、炎症を繰り返すことなどが原因で発症することがあります。耳抜きがうまくできなくなるので、音が聴こえづらくなり、耳閉感や耳鳴りを感じることが多いです。

    耳管開放症と耳管狭窄症は、総称して「耳管機能不全」と言い、どちらも似たような症状が現れますが、起こるメカニズムは異なります。

    耳管機能不全の発症原因
  • 気を付けたほうがいいこと

    気圧差が大きい場所に行く

    鼓膜には気圧センサーがあるので、鼓膜の外側と内側とで気圧差が生じるほど音がこもって聴こえます

    例えば、エレベーターで高い所にいくほど外側の気圧は低く・内側の気圧は高くなるので鼓膜がふくらみ、低い所にいくほど外側の気圧は高く・内側の気圧は低くなるので鼓膜が凹み、音がこもって聴こえるようになります。

    通常だと、耳管は外側と内側が同じ圧力になるように調整して音のこもりを解消しますが、耳管機能不全はこの調整がうまくできないので、新幹線や飛行機でのご移動、水中に潜ること、お車などでトンネルを通過する際など、気圧差が生じやすい場所に行く時は特に注意が必要です。

    気圧差が大きい乗り物

    頻繁に鼻をすする、鼻を強くかむ

    鼻をすすることや鼻を強くかむことは、中耳炎を引き起こしてしまうリスクが高まるので、注意が必要です。鼻をかむ時は、一度に強くかんで鼻水を出しきるのではなく、ゆっくり何度かに分けてかむようにしましょう。

    体調不良時の長時間移動

    体調が悪いときに、お車や電車、新幹線、飛行機などで長時間のご移動をされると、特に乗り物酔いが起こりやすく、耳の具合の悪さから気を失ってしまう場合もあるため、注意が必要です。

    また、外出先で救急車を呼ばれることがあると、のちにパニック障害や広場恐怖症を発症することもあるため、体調不良時の長時間移動はなるべく避けていただくことをおすすめ致します。

    パニック発作
  • 突発性難聴との違い

    感音難聴か伝音難聴か

    突発性難聴でも耳閉感や耳鳴りを感じることが多いので、耳管機能不全と症状は似ていますが、突発性難聴は内耳機能の問題で起こる「感音難聴」で、耳管機能不全は 中耳機能の問題で起こる「伝音難聴」です。

    難聴の種類は異なりますが、中耳炎の発症から内耳がダメージを受け、伝音難聴と感音難聴が合わさった「混合性難聴」になる場合もあります

  • 耳管機能不全の治し方

    耳管開放症

    耳管開放症は、頭を下に下げたり、顔がむくむと調子が良くなったりすることがあるので、塩分が多い食べ物を摂取すると、一時的に症状が軽減することがあります。

    お医者さんの治療では、漢方薬の加味帰脾湯(かみきひとう)や循環改善薬、安定剤の処方などがあります。また、入り込んだ空気によって、鼓膜が煽られるほど症状が辛くなるので、鼓膜にテープを貼って煽りを制限する治療法もあります。

    耳管開放症:塩分が多い食事

    耳管狭窄症

    耳管狭窄症は、鼻で風船をふくらませる「オトヴェント」をおこなうと、耳管の中に空気が入り、不快感の軽減に効果的なことがあります。

    ただ、左右の耳で開放症と狭窄症になっているケースがあることや、オトヴェントでかえって具合を悪くされた方もいるので、使用には良し悪しがあります。
    ※当院では、オトヴェントが効果的だった患者さんが3割・効果がなかった方や具合を悪くされた方が7割ほどでしたので、できれば控えていただくことを推奨しています。

    お医者さんの治療では、耳管の炎症を抑えるために消炎剤の処方や、鼻のネブライザー治療などをすることがありますが、治らないケースだと自律神経異常が原因となっていることが多いので、お早めに鍼治療をご検討ください。

  • 森上鍼灸整骨院の検査

    耳管機能不全は、上咽頭部の炎症や瘢痕組織が原因で起こることが多いですが、自律神経の乱れも大きく関係しています。

    実際に、耳管機能不全の患者さんのお体を検査すると、過度なストレスから自律神経が乱れている特徴的な体温分布になっている方がほとんどなので、私たちの鍼灸院では上咽頭部の炎症を抑える治療と並行し、自律神経を整えて自然治癒力を向上させる治療(原因から解決する治療)にも取り組んでいます。

    耳管機能不全の原因を調べる検査耳管機能不全症|検査

    聴力検査

    聴き分ける能力を測定したいので、防音室ではなく通常のお部屋で聴力検査をしています。鍼灸師が対面で気導と骨導の聴力検査をおこない、音を聞き分けるときの患者さんの目の動きや表情、雑音が入ったときの聴力の状態まで、事細かに記録し治療に活かします。(音は耳で集音して脳で認識するので、耳と脳の関係まで含めて検査をしています。)

    医療用サーモグラフィ

    自律神経の中枢には体温調節中枢があります。ストレスで自律神経のバランスが崩れると体温分布に異常が出るので、医療用サーモグラフィを使って効果的なツボの選定に活かしています。

    循環器用エコー

    首から脳に向かう椎骨動脈の血流が悪くなると治りを妨げてしまうので、循環器用エコーで確認しながら、血流改善の鍼治療に活かしています。

    モアレトポグラフィ

    首や背骨に側弯があると、椎骨動脈を圧迫して血流が悪くなってしまうので、モアレトポグラフィで歪みを確認しながら、側弯の鍼治療に活かしています。

  • 耳管機能不全の鍼治療

    顔周囲の温度を改善する

    ストレスが長期間かかると顔や耳周囲の温度が低下し、血流が悪くなるので耳管機能不全の症状が治りづらくなります。

    鍼治療をすると副交感神経(治癒力を高める神経)が働くので、慢性的に起こっていた咽頭の炎症が静まり耳管の機能改善に効果的です。

    治療前

    耳管機能不全症|ストレスで血流が低下した顔(治療前)

    治療後

    耳管機能不全症|鍼治療で血流が改善した顔(治療後)

    自律神経を整える

    首や背骨に側弯があると椎骨動脈の血管を圧迫してしまうことや、自律神経の伝達がうまくいかなくなってしまうため、耳と脳に向かう血流量が低下し、耳管機能不全の症状が治りづらくなります。

    また、血流量の低下は脳の不安を増強させるケースが多いので、耳の詰まりや自分の声の響きが強くなったように感じます。

    鍼治療でインナーマッスルを緩ませて、首コリや側弯が改善すると、乱れた自律神経が整うので、耳閉感の軽減や、自然治癒力の向上に効果的です。

    治療前

    耳管機能不全症|重心が歪んだ体(治療前)

    治療後

    耳管機能不全症|鍼治療で歪みが治った体(治療後)

    血流やリンパの流れを整える

    ふくらはぎは足まで下がった血流を心臓へと押し戻し、心臓から耳に新鮮な血液と酸素の供給がされます。

    ただ、ふくらはぎの温度が低いと血栓ができやすくなるために、耳の機能回復が遅くなってしまいます。

    鍼治療でふくらはぎの温度を上げると、血流とリンパの流れが改善するので、もとから耳管機能不全の症状を解決できることが多いです。

    治療前

    耳管機能不全症|温度が低下したふくらはぎ(治療前)

    治療後

    耳管機能不全症|鍼治療で温度が上がったふくらはぎ(治療後)
  • 治療費

    治療回数について

    14回ワンクールで治療を続けて検査をします。
    一日に複数回治療をすることも可能です。
    その後、検査を行ない、治療間隔を決めていきます。

    検査料

    自律神経のバランス異常や、ストレス、血流・リンパの状態、カラダの傾きを調べます。
    初診時に、概ね25,000円前後の検査費用がかかります。

    鍼治療の費用

    検査結果に合わせて、耳管機能不全の鍼治療A・B・C を組み合わせて行います。
    ※事前に治療見積もりを作成しますので、予算に合わせて治療範囲を決めることも可能です。
    ※平日13時以降・土曜・日曜・祝日は初診時のみ、検査費用と治療費が1.5倍になります。

    耳管機能不全の鍼治療A

    耳管機能不全の鍼治療A|治療範囲
    治療範囲
    耳管の血流を良くする鍼治療
    初診料 704円
    治療費 4,664円
    スーパーライザー 352円

    ストレスで低下した耳管の血流を回復させる鍼治療です。
    ※別途、1本30円の鍼材料費がかかります。


    耳管機能不全の鍼治療B

    耳管機能不全の鍼治療B|治療範囲
    治療範囲
    首の曲がりを改善する鍼治療
    初診料 704円
    治療費 704円
    治療費 352円

    背骨のゆがみを改善することで耳管の状態を良くする鍼治療です。
    ※別途、1本30円の鍼材料費がかかります。


    耳管機能不全の鍼治療C

    耳管機能不全の鍼治療C|治療範囲
    治療範囲
    リンパの流れを改善する鍼治療
    初診料 704円
    治療費 6,996円

    筋肉を柔らかくすることでリンパの流れを改善する鍼治療です。
    ※別途、1本30円の鍼材料費がかかります。


  • 著者情報

    森上鍼灸整骨院 院長 吉池 弘明

    私が書きました

    森上鍼灸整骨院 院長 吉池 弘明

    耳鼻科疾患の治療経験36年。医師とは異なる検査【医療用サーモグラフィ】を取り入れ、のべ25万人を検査、治療成果を上げる。自らを「サーモグラファー」と命名。耳鼻科疾患の鍼治療に欠かせない、自律神経・ストレス状態をデータから読み解き、患者さんひとりひとりに合わせた治療を行っている。はり・きゅうの日生まれ61歳。

当院について

長野県須坂市にある、耳鼻科疾患専門の鍼灸院です。

森上鍼灸整骨院の鍼灸師、スタッフ

全身検査をすると、耳管機能不全の根治を妨げている原因が明確になるので、効果的な鍼治療のご提案が可能です。分からないことは何でもご相談ください。

原因を素早く見つける

耳鼻科専門の鍼灸院6つの検査

  • オージオグラム

    聴力検査

    骨導と気導の状態は、幅広い音域を使って「音を聴き分けられるか」を確認し、鍼の効果を最大限に引き出すツボを選定します。

  • 耳管機能検査装置

    耳管機能の検査

    日本で流通している唯一の検査機器で、耳管機能不全の有無を確認し、聴こえを良くするための鍼治療に活かします。

  • インピーダンスオージオメータ

    鼓膜と中耳の検査

    鼓膜の動きと中耳の気圧状態を確認し、検査結果から中耳炎の後遺症や、顔面神経麻痺後遺症の鍼治療に活かします。

  • 体の歪みの検査:モアレトポグラフィ

    体の歪み

    首の側弯は椎骨動脈を圧迫して脳や内耳の血流を悪くするため、モアレトポグラフィで確認し、歪みを治す鍼治療をします。

  • 血流の検査:循環器用エコー

    血流の異常

    自然治癒力の低下は血流の異常で分かるので、循環器用エコーで手足や首の状態を確認し、血流改善の鍼治療をします。

  • ストレスの検査:医療用サーモグラフィ

    ストレス状態

    治りを妨げるストレス状態は体表温度に現れるので、医療用サーモグラフィで確認し、自律神経を整える鍼治療をします。

患者さんの声

  • 耳管狭窄症の鍼治療をされた 石川県A.H.さん

    A.H.さん石川県

    耳管狭窄症

    始めから来ればよかったです

    鍼治療と鼻うがいで、耳でパキパキ聴こえていた音も頭の圧迫感も気にならなくなりました!色んな治療を試しているうちに発症からどんどん時間が経って、精神的にもやられてしまったのですが、森上さんには本当に感謝しています。

  • 耳管開放症の鍼治療をされた 長野県N.O.さん

    N.O.さん長野県

    耳管開放症

    症状が楽になった

    自分の声が響いて聴こえるのでとても気持ち悪かったですし、加味帰脾湯を飲んでいましたがまったく効かず、毎日苦痛な思いをしていました。鍼治療の継続と先生から教えてもらったツボを毎日押していたら、だいぶ楽になりました。

  • 耳管狭窄症の鍼治療をされた 愛知県O.A.さん

    O.A.さん愛知県

    耳管狭窄症

    耳閉感が改善

    吸引や抗生物質などで治療しても症状が改善してきた実感はありませんでしたが、鍼を数日続けたら耳の閉塞感が大きく改善!頻繁には通院できませんが、先生と相談しながら治療を続けていきたいと思っています。

※「患者さんの声」は 個人の感想です。
疾患により治療法や効果の出方が変わります。

不調の根本原因は人によりさまざまなので、当院では全身検査をしたうえで、その患者さんに合った治療法をご提案しています。
分からないことやご不安なことは、「今すぐ無料相談する」ボタンからご相談ください。

森上鍼灸整骨院 院長 吉池 弘明