ムンプス難聴の鍼治療

ムンプス難聴後遺症の治療


「聞こえてないね。片耳が聞こえているから。片耳大事にしようね」。
意識が飛びそうになった瞬間でした。すべて私の責任だと思いました。
しばらくは悩んだのですが、この子のためにできることをすべてしようと思います。
(長野県 伊藤恵様)

はじめまして森上鍼灸整骨院の吉池です。
長野県で西洋医学の代替医療として、鍼灸治療に取り組んでいます。

ムンプス難聴は、おたふくかぜが原因の難聴です。
先進国では稀ですが、ワクチンの接種が任意の日本では多い難聴です。

30デシベル程度の難聴なら、鍼治療で良くできますが、
ほとんどのケースで高度の難聴になるので、鍼治療は後遺症の治療になります。

私たちは、以前からムンプス難聴の後遺症の治療に取り組んできました。

片耳聾の症状があると、健康な耳で聴こうとするために、体が大きく曲がります。
その結果、健康な耳に負担がかかったり、頭痛や耳鳴りに悩んだりします。

体の曲がりは、左右の聴力の差を脳で統合できれば治すことができます。
後遺症の症状も改善することが可能です。 吉池弘明

2017/07/21

ムンプス難聴

ムンプス難聴の始まり

難聴の男性 難聴の女の子 耳が聴こえない男の子

おたふくかぜの後、二週間程度たってから難聴が始まります。

「耳が聴こえない!」と言う、子供さんの訴えで気が付くことがほとんどです。
難聴の程度が軽い場合は、大人になるまで気が付かないこともあります。
小さな子供さんの場合は訴え方が純粋なので、「耳が聴こえない!」と訴えた時には重症なケースです。

大人になってからのムンプス難聴は、重症になるケースが多いので注意が必要です。
唾液の抗体から、おたふくかぜに感染しているか調べますが、耳下腺が腫れない、おたふくかぜも多いので、突発性難聴と間違われることがあります。

ムンプス難聴の症状

ムンプス難聴と体のゆがみ
(長野県・伊藤翔様・小学校四年生発症時2014年5月25日)

ムンプス難聴性の側彎が起こります。

正常な片耳で聴こうとするため、徐々に体が曲がってしまいます。
難聴が原因で習慣性の側彎になると、難聴側から話しかけても反応ができなくなります。

めまい、吐き気があって嘔吐することがあります。
聴覚が残っていると、音が響いたりすることがあります。

自分の声の大きさが分からないので、話す声が大きくなります。
難聴と側彎が原因で、めまいや耳鳴りがすることがあります。

ムンプス難聴の原因

おたふくかぜの感染が原因です。

おたふくかぜのウイルスが、唾液から舌の神経を通って内耳まで到達します。
聴細胞をウイルスが破壊することが原因で、難聴が起こります。

おたふくかぜの腫れぐあいと、難聴の程度には因果関係がありません。
腫れが少なくても、高度の難聴になることがあります。

おたふくかぜの2パーセントが難聴になると言われていますが、高度な難聴しか問題にならないので、実際は、もっと多くの方が難聴になっていると思われます。原因は不明ですが、ほとんどのケースで片側だけの難聴になります。

ムンプス難聴の子供

ムンプス難聴の経過

片耳で聴く習慣がつくと、体の側彎が定着してしまいます。
難聴側の耳で聴こうとする感覚を忘れていくので、難聴側からの事態に体が反応できなくなります。

首の側彎が原因で内耳の血流が低下することが多いので、健康な耳の聴力も落ちることがあります。聴力の低下を意識するようなると、耳の詰まった感じを強く感じるようになります。この症状は天候の変化で影響を受けます。

聴力が残っているケースでは、急激に聴力が低下する音域で音が響く、聴覚補充現象がでることがあります。自律神経のバランスを崩すケースが多いので、不眠や頭痛が強くなるケースもあります。こうした症状は、精神的な疲れで悪化します。

ムンプス難聴後遺症の治療

西洋医学的なムンプス難聴後遺症の治療

耳鼻咽喉科の医師

良い方の耳を大切にしましょう。

ムンプス難聴は聴神経が死滅すると考えられているので、発症からの時間が経過していると治療をすることはありません。発症直後の場合は、良くなる可能性を考えてステロイド薬を使って治療することがあります。

ムンプス難聴には有効な治療方が無いので、積極的な治療はしません。
健康な耳を悪化させないよう、早めに対処することが主な方針になります。

大人の場合、ムンプス難聴の治療は、突発性難聴の治療に準じた治療をします。
ステロイド薬や高圧酸素療法を行うこともあります。

私たちがするムンプス難聴後遺症の治療

鍼灸師

積極的な治療が終了して、アデホスコーワやメチコバールが処方されている時期は、鍼治療をすることで効果が期待できます。聴力をとり戻す鍼灸治療、内耳の血流を良くする治療、聴力を統合する治療、体の免疫力を高める治療を総合的にします。

発症直後は、聴力の回復を目指します。

難聴の程度が30デシベル程度でなら、回復することもあるので、発症直後は少しでも聴力が回復するような治療をします。

難聴が高度の場合。

片耳の難聴が高度のになると、健康な耳で音を聴こうとするために、体が大きく捻じれて曲がってしまいます。頭が中心からずれると、めまいや頭痛に悩むようになるので、側彎を治して頭の位置を中心に戻す治療を始めます。オージオグラムの結果に合わせて音響レベルを調整したCDを、骨導ヘッドホンで聴くリハビリをします。合わせて内耳の血流を改善する治療と免疫力を高める治療をします。

音響療法と鍼治療が効果的です。

ムンプス難聴の体のゆがみ|鍼灸治療前
伊藤翔様・小学校四年生(発症時)
ムンプス難聴の体のゆがみ|鍼灸治療後
伊藤翔様・中学校一年生(経過観察中)

音響療法をすることで、左右の聴力のバランスを脳が統合できるようになると、片耳難聴が原因の側彎が改善します。場合によっては、失われた聴力の回復が期待できます。難聴性側彎が改善すると、めまいや頭痛も改善できます。

聴力をとり戻す鍼灸治療

ムンプス難聴の鍼治療

耳のツボを人工的に鍼で傷つけます。
鍼を抜いた瞬間から、鍼の傷を治そうとして体の自然治癒力が高まります。

睡眠時、成長ホルモンがでだすと体の代謝が良くなり、鍼治療をした周辺の治癒力を高めます。

お薬のように急激な効果は望めませんが、副作用が無く体に優しいので、安心して続けることができる治療です。治療後に耳のツボに置き鍼を貼ることで、鍼治療の効果を長続きさせることができます。

内耳の血流を良くする治療

ムンプス難聴の星状神経ブロック

スーパーライザーを使って交感神経の緊張をとります。
首の前にある交感神経(星状神経)が緊張すると、内耳の血管が痙攣をおこして血流や免疫力が低下します。
近赤外線を交感神経に照射することで交感神経が緩むと、内耳の血流が多くなり免疫力が高まります。

聴力を統合する治療

私たちオリジナルの治療で、鍼治療との相性も非常にいい治療法です。

オージオグラムのデーターをもとに、音響レベルを調整したクラシック音楽を骨導ヘッドホンで聴きます。
両耳で音符を拾う訓練をすることで、耳鳴りや耳閉感が改善します。
聴力が固定していた患者様が急に回復するケースがあり、耳鼻科の先生が不思議がることもあります。

音響CDの制作

ムンプス難聴の聴力を検査する
オージオグラムの検査
耳鳴り用CDを制作する
音響ソフトを使ったCDの制作

音響療法で改善したムンプス難聴の聴力

ムンプス難聴スケールアウトのオージオグラム|治療前
発症時(小学四年生)
ムンプス難聴が良くなったオージオグラム|治療後
治療経過(中学一年生)

小学校四年生の時に発症したムンプス難聴です。
スケールアウトしたムンプス難聴の回復は不可能と言われていますが、回復しているのが分かります。

発症時は、右斜め後ろから話しかけられても反応が悪かったのですが、中学性になった時には、反応ができるようになりました。授業も教室の位置に関係なく受けられるようになっています。

体の免疫力を高める治療

ムンプス難聴の体のゆがみ|治療前
治療前(小学四年時)
ムンプス難聴の体のゆがみ|治療後
治療後(中学一年時)

難聴性側彎の治療をします。

体が健康な耳の方に曲がってしまいます。
そのまま成長すると、背中が曲がったままになってしまうので、成長に合わせて姿勢筋のバランスをとることと、左右の聴力を統合することで背骨をまっすぐにします。

背骨の側彎を防ぐことで、難聴側からの事態に反応できるようになります。自律神経のバランスが整うので、自然治癒力や免疫力が整います。

ムンプス難聴|免疫力が低下した体|治療前
治療前
ムンプス難聴|免疫力が改善した体|治療後
治療後

体幹体温を上げます。

ムンプス難聴になる患者様は、自律神経のバランスが崩れるために、体温が低くなっている方が多くいます。体温が低下すると免疫力も低下するため、体温を上げるようにします。

体温を正常に保つことで免疫力の低下を防ぎます。
将来、細菌性の中耳炎やウイルス性の難聴になるのを、未然に防ぐことができます。

ムンプス難聴|悪化した血流|治療前
治療前
ムンプス難聴|改善した血流|治療後
治療後

足の温度を上げます。

ムンプス難聴になる患者様は、足の温度が低い傾向があります。

ふくらはぎは第二の心臓と言われるように、足の温度が低いと全身の血流に異常がでるため、免疫力が低下します。足の血流を改善することで免疫力を保ち、将来の中耳炎やウイルス性の難聴を防ぎます。



ムンプス難聴後遺症の治療費

ムンプス難聴後遺症の鍼治療費


治療部位
解剖学的に体を区分けした部分を部位と言います。

ムンプス難聴後遺症の治療と、体の治療を組み合わせて行います。

ムンプス難聴後遺症の治療

聴力をとり戻す治療内耳の血流を改善する治療聴力を統合する治療
初診料 540円
治療費 3,240円
スーパーライザー 290円
※鍼の材料費が別途かかります。
※音響療法ではCDの作成費用、CDのコピー費用が別途かかります。

体の治療
免疫力を高める治療

頸椎の側彎や下肢の血流等、ムンプス難聴の障害となる部分の治療をします。
治療範囲は診察した上でご提案します。

治療にあたり要件を満たすと5部位までは保険を使って治療ができます。
保険の範囲を超えた部位は自費での治療となります。

整骨院の保険

外傷性の痛みに3部位まで使えます。

鍼灸院の保険

慢性の痛みに、2部位まで使えます。
鍼保険を使うことで、より効果のある治療ができます。
鍼保険の利用には医師の診断書が必要になります。
※医師の診断書は当院で手配します。

自費での治療

保険の適応範囲を超えた部位について1部位290円となります。

※保険が適応できない場合、3部位までは1部位600円となります。
※鍼治療には鍼の材料費が別途かかります。
※ご予算の中で治療を組み立てることも可能です。
※必要に応じて治療見積もりを作成します。

治療回数について

聴力が回復する可能性のある期間は、毎日の治療となります。
聴力が固定したら免疫力の低下を防ぐため、一週間に1回から3回の治療となります。
通院が困難の場合、通院可能な日に合わせて治療計画を立てます。


ムンプス難聴の治療費
初診 540円
治療費 3,240円
スーパーライザー 1部位290円
音響CDの作成 1枚5,400円
音響CDのコピー 1枚1,080円
カウンセリング 10分1,080円
パイオネックス 無料
体の治療費  (詳しくはこちら>>>)
整骨院の健康保険 1~3割
鍼灸院の健康保険 1~3割
保険適応外 1部位290円
検査費用
サーモグラフィー 1,080円
モアレトポグラフィー 540円
オージオグラム 2,160円
材料費  (資料はこちら>>>)
スタンダードタイプ 1本17円
ハイグレードタイプ 1本21円
オリジナルタイプ 1本26円
風船に鍼を刺す鍼治療の練習

鍼治療は体の奥からじっくり治す優れた治療方です。臨床経験が豊富なスタッフがチームを組んで治療にあたりますので、安心してご来院ください。

※各種の保険の中から、適応ができる保険を提案します。 詳しくはこちら>>>

※症状に対するご相談がある場合は遠慮なくお申し付けください。
初診日、診察日以外で相談をお受けした場合、カウンセリング料がかかります。カウンセリングは始めの10分までを1,080円とし、以降1~10分ごとに1,080円ずつ加算されます。

鍼の種類について

当院では、ご要望に応じて3種類の鍼をご用意しております。
1回の治療におおよそ20~60本の鍼を使用します。
スタンダード→ハイグレード→オリジナルにいくほど、痛みはより少なく体に優しくなります。

スタンダードタイプ(中国製) ハイグレードタイプ(日本製) オリジナル(日本製)
スタンダードタイプ(中国製100倍に拡大した画像) ハイグレードタイプ(日本製100倍に拡大した画像) オリジナルタイプ(日本製100倍に拡大した画像)
スタンダードタイプ(中国製10000倍に拡大した画像) ハイグレードタイプ(日本製10000倍に拡大した画像) オリジナルタイプ(日本製10000倍に拡大した画像)
普通の鍼灸院で使われているタイプの鍼です。鍼先の研磨方法が簡易的になっています。鍼を多く使う方、鍼になれた方におすすめです。 鍼先の研磨にスタンダードタイプの3倍の時間をかけました。医療用シリコンが塗られているので抵抗が少なく、皮膚に負担がかかりません。 鍼灸のプロがこだわって作った鍼です。皮膚の弱い方、過敏な方、金属アレルギーのある方、細かい刺激操作が必要な方におすすめです。
西洋医学の代替医療として、突発性難聴の鍼灸治療に取り組んでいます。
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耳鳴り、耳閉感の改善用CDセット